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思わず泣きそうに・・・いえちょろっと涙こぼれるいい絵本!! いいも悪いも絵本はないらしいけど、そんなによくもない絵本ってあるんじゃないかにゃ〜? それは置いておいて。これは哲学だわ。自分、ばたばた走るんじゃない!っていっつも親や先生とかに怒られていたけど、これ!って思ったらそれに突っ走ってたのよ、子どものわたし。大人の今のわたしが子どものわたしに会いに行っていいこいいこしてやれたらいいなあってふと思うわ。そうよね、そうよね〜。この絵本! わたし、荒井良二さんの絵本が大好き! う〜でもこの表紙じゃないほうが

はっぴぃさん作者: 荒井良二出版社/メーカー: 偕成社発売日: 2003/09/01メディア: 大型本購入: 8人 クリック: 137回この商品を含むブログ (64件) を見る

ひえ〜三巻も出ていたとは〜!愛の本質とは何か?って問われてもにゃ〜・・・。意味の追求とか、直感の説明とかってできないんだな〜。論理的に出来ないんだなあって書いていてわかんなくなってくるのよね〜。でもたぶん何かしらには意味はある。おそらく根拠はあるはず・・・。よくわかんないんだけど世間・・・って言っても前もそうでもないけどなんつうか好奇心って言葉が苦手なんだけどピピっと来るのがないんだな〜うちに籠もりすぎかね?これが年増になっていくってことなり??やばいけど仕方ないので飲み込むとするか。にゃ!まだまだ青いわ

血と薔薇コレクション 3 (河出文庫)作者: 澁澤龍彦出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/12/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る

今月お給料出てから買うと決めた。文庫で出ていたなんて知らなかった・・・。読みて〜っていうか持っていたいって気分かな。2のほうの写真なんだかヒクな〜。

血と薔薇コレクション 1 (河出文庫)作者: 澁澤龍彦出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/10/05メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 17回この商品を含むブログ (26件) を見る血と薔薇―コレクション〈2〉 (河出文庫)作者: 澁澤龍彦出版社/メーカー: 河出…

もらった〜。古本でみつけたんだって。久々にときめいてしまった。ん〜む、でも母性愛から出発する人形嗜好ってどんなもんじゃろ・・・やっぱエロは皆無じゃろな〜などと思ったり・・・かあいいにゃ〜だけでも。少年でも少女でも・・・。どっちだろ、わたし?とか思いつつ、棚に座ってるブライスは埃かぶってる。ごみん・・・忘れていたぜ。

yaso―特集+ゴス Yaso(夜想)出版社/メーカー: ステュディオ・パラボリカ発売日: 2003/12メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (16件) を見る

すごい、久々全部読みたくなった。今年の三島賞で知った名前でした。鹿島田真希『一人の哀しみは世界の終わりに匹敵する』すごいタイトル! 表紙がにゃんで子ども服のカタログみたい? でも河出でデビューして、新潮から出た作品で賞の候補になって、やっぱとった作品は新潮ってことは、ほんま編集者の・・・。エグさとエロさは、いい具合になくちゃなの。品は落とさずに。この人、クリスチャンだそうで、読んで納得したわ。

えほんるすばんするかいしゃ、っていう名前のお店、でいいのかなあ? 古本の絵本専門店なんだけど、そこで『ともだちがほしかったこいぬ』奈良美智。あの困惑したようなちいちゃい悪魔みたいな女の子の顔はまあどっかで見たことあったけど、爽やかなにっこり笑顔の絵はこの絵本で初めてみた。落差というのかそれに驚いた。んでも幼児ってほんまこんな顔するんだよな〜。見る角度によって違うものになっていくんだなあ。『大きな』『のぼって』といった言葉はどうしても上昇志向みたいなものをイメージしちゃうんだけど。そういうことじゃないんだろ

ともだちがほしかったこいぬ作者: 奈良美智出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 1999/11/01メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 78回この商品を含むブログ (73件) を見る

『知らざあ言って聞かせやしょう』買った。何度も読んで覚えた〜。絵がばばっちい色でかなり好み! 購入予定『純愛カウンセリング』岡村靖幸の初単行本。岸田秀先生、名越康文ドクターなどのラインナップ〜。

東浩紀センセイの『郵便的不安たち』をひっぱりだして読む。ああアスカ復活するとこ見たくなった・・・。新宿の青山ブックセンターの棚んとこに東センセイのモノクロポートレイトがいつだったか貼ってあったんだけど、あの行方は!!?

『吉行エイスケ作品集』を読む。シュール以前のダダイズムって。ダダイズム詩か〜。というくらいか〜。なんだか行間のテンションは町蔵、町田康ね、に似てるかもと思った。34歳夭折。

『分裂病者のダンスパーティ』(植島啓司)。80年代だよ、これ、まさに! ファンなのよ、単に。序文に渋澤龍彦が書いてるんだわ。植島啓司って今で言う学者のサブカル寄りっていう感じのスタイリッシュな人だと思うんだけど、うわ、スタイリッシュってのも80年代? なんだか黙殺されてる感じがするなあ。57歳? びっくり。けっこうな情報量でおもしろいし、あう〜とそうだった〜とがっかりしたり納得したりして勉強にもなった。んでも、このタイトルじゃないよなあっと思う。自分でコラージュして書きたい気分。エロは遠くにおいておきます

詩集『青梅』伊藤比呂美。自分をさらけ出すタイプの詩ってつらいっつうかイタイものだけど、これ、少しちがうんだなあ〜。エロ全面そのアプローチ、こすくってステロタイプがほとんどだけれど、なんだろ、男に媚びていない。たいがい媚びるのは複数の男なんだけど、これ、表現の対象がわかってる、真剣、無邪気、そうだ、子どもの目線のエロスというのかなあ。いいんだなあ。あり?これも80年代なの?って雰囲気ありだけど。

『プレーンソング』(保坂和志)。心穏やかになる小説だった。出てくる人物みんなぼや〜んとしていてゆっくり自分たちの個の時間を過ごしている。静かに不真面目に無駄に。シニカルも志しも深みなど皆無。感傷なども皆無。高見な事も言わず共感も特別せず。すごい、これはすごい。びっくりんこな小説。猫ね〜っていう雰囲気あるけど物語の軸になってないのでいいのだ。けっこう衝撃だわ。おかっけよう〜。

だいぶ読了分たまってしまった。後、まとめることにする。

『ひとりぼっちのあなたに』『さよならの城』『はだしの恋唄』三冊詩集セット思い出復刻版。(寺山修司)うわ! 読んだことないのがたくさん載っているよ! 大事に大切に本棚に置きました。from mimomimo。

青空文庫を教えてもらった。ほんま便利。『女生徒』(太宰治)をざ〜っと読んだ。前にテープリライトの手伝いをした時に句読点が多すぎると指摘されたことがあったけど、もしかして太宰に影響受けていたのかなと嬉しいような気分。でもそんなはずはあるまい。ほんま、句点が多い。他の文章もそうだったんだろうか。読んでも忘れちゃうのってまた楽しめるからいいのかな。意味ないのかね。

http://www.aozora.gr.jp/index.html

『だから、あなたも生きぬいて』(大平光代)。ぐっずん、よ〜くわかった。人から言われた言葉はその人に悪意がなくても自分が傷ついたとしたらなかなか忘れることは出来ないもんだなあ。よくもわるくも。残る言葉。だから、あなたも、って言われてもなあ・・・。ということなのです。続編も読もう〜。

『チューリップの誕生日』(楡井亜木子)。読み終わって選んだ本を間違えた〜と知る。町蔵が解説を書いているのは別の小説だった。それを読みたかったのに。後味悪い。92年にすばるでのデビュー作。バンドもの。新宿ロフトなんだろうなあ、この舞台は。人間関係がうまくいきすぎている主人公なんて興味ないしほんまご都合主義で流れた物語だった。気の利いた形容句もあったけど、よくない小説の見本みたいで。んでもはっとするとこもあった。この作家どうしてるんだろ・・・?

『鱗姫』(嶽本野ばら)。耽美主義っていうかメルヘン? なんだかあっちいったりそっちいったり。かっこがきで、なんちゃってって書くのは新人類世代のなせることか。わざとなんだろうけど。後半セリフばっかだったけど気にならないくらいラストスパート。お芝居でこのお話見たいなあ〜って思っちゃった。

『ミシン/世界の終わりという名の雑貨店』(嶽本野ばら)。『世界の〜』ちょっぴり泣きそうになっちゃった。しっかし『ノルウェイの森』といい『ベティ・ブルー』といいオトコってバカなの! 一生懸命愛してくれるオンナなんてもう決して現れません! 自分の臆病と狡猾さに後悔することになるのだ。男性の作家が書くとだいたいこうなるのか。ライター廃業のくだりは、うえ〜、こすいなあ。雑貨店を家賃なしで開くことになるなんて渡りに船じゃないのかなあ。まるで自分の意志じゃないかのように見せるラッキー。ウソくささが見えちゃうと急速に冷

『ふたり』(赤川次郎)。こんなの文学じゃないやいとナマイキだった中学生の頃、三毛猫ホームズのシリーズだと思うけど、それを読んで以来見向きもしなかった。表紙が大島弓子のイラスト、解説は鶴見俊輔だったので思わず手にした。新潮文庫だし。大林のは見たし。あ、そだった、お姉ちゃんが・・・。いきなり悲しくなる。背筋を伸ばしてまっすぐにスムーズに生きて成長していくセーラー服姿。10代の素直さ果敢さ、順序よく大人になっていく様。ウソくさいっていうかそもそも小説なんだけど、これもファンタジー。薄くて軽い悩み。それほど痛くな

『寺山修司の忘れもの』未刊創作集。詩劇『忘れた領分』収録。セリフの交わし具合が絶妙。反芻のことを「思い出のようなもの」なんて誰か言えましょう? 押しつけがましさもなく皮肉もなく提言もなく麗しく。お芝居のセリフってのはメルヘンでいいのだ。物語は特に気にしません。'00に演劇集団池の下が上演して見に行った。再構築は不可能。寺山作品はなぞってくださいという思いがあって。最後のレットイットビーの曲には絶句した。隣にいたmiyaチンとちゃぶ台ひっくりかえした。戯曲の最後に「静かに幕」とあるのに。そりゃないだろおっさ

『大人になれないこの国の子どもたち』(町沢静夫)。納得するとこあり、ほぇ!?っと感じるとこもあって。クライアントとのやりとりをつづったとこではシュウキョウ勧誘の文章かと思った。ヤバイ、ボーダーラインに執着しつつ。この手は読むのはヤメヤメ。と思いつつ〜岸田秀先生と共著があるのでそれは読んでみようと思う。

『わけもなくさみしかったら』(寺山修司)。消費、情報そんな社会を知らない70〜80年代にこのおじさんは自由に表現していた。一連の詩に虚無的なものはなく、むしろ明るい世界観がそおっと広がる。やっぱ時代性もあるのかなあ? 女のコがひっそりとさみしい・・・とつぶやくような手触り。エロスをこっそり。ユーモアもあったり。古本屋でなぜか100円コーナーで発見。大切な詩集です。ネフローゼ症候群で静養していた時に母が「ちゃんと安静していないと、このおじさんみたいにセムシになっちゃうよ!」と脅かされた。当時はほんまにこあか

『つるつるの壺』(町田康)。アイロニーなんだかマジなんだか判明できず。ずるいなマチゾウ。自己言及的な歌を歌ってほしいもんだがそりゃないわ。世間的には勝ち組と称されているし。でも『人間の屑と聖書』は頷いたよ。読後、突然はっとする。単行本の新刊が出た際、吉祥寺パルコブックセンターでマチゾウのサイン会にmiyaちんと行ったのだった。本棚にありました。自分の記憶はあてにならない。マチゾウと握手もしたってのに写真も撮ったってのに・・・。

線路沿いをうろうろした後、図書館へ。阿部和重『シンセミア』の予約が5人待ち! と言われ諦め『パーク・ライフ』(吉田修一)を借りる。『最後の息子』がよかったのでおっかけてる。これは内容がナイヨウな曖昧な雰囲気なので面白く読めたんだけど・・・。ブラーのタイトル? 事細かな風景描写と公園内でのおじさんとのやりとりなんかは楽しめたけど、何ひとつ響いてこない。登場人物が主役をはじめ苦手なタイプだからかなあ。真摯な部分がない。自意識が薄いというのか。どこに魅力ある? これが都会のリアルな若者なの? ダヴィンチの『人体

『大人問題』(五味太郎)。反体制ちっくなのにこの人の絵本が早期教育に読むべき本とかに選ばれているのもまったくおかしな話だ。この人のんきっていうえばのんきだなあ。たぶん切実なものを実感しないで済んでいるからかな。世間はわりと甘いとこだよ。自由に生きていけたらいいんだよなあ。

『東京湾景』(吉田修一)。うわ〜現代のリアルな(げげ〜)恋愛小説を読んでしまった〜。似非優等生タイプ女と肉体労働者の男。会話が凍えちゃう。鼻が曲がるよ〜。表紙のレインボーブリッジを眺めてる男女のンコ座りの(しかもイイ具合に離れてやんの)写真からして嫌な予感はしていたけれど。「なんとなく〜思った、した」が多すぎる。これがリアルなものなの?? 後半は特にいいわけがましくうんざり。阿部和重『シンセミア』が貸し出し中だったのが災い。いつになったら借りられるのか。買うしかないか。今日は気分が×。

『日曜日たち』(吉田修一)。I don't like Monday.生きることに切実な親に捨てられた子どもたちのリュックの中身と、夢を持たず、コアな部分をいい加減に生きてきた若者以上中年未満の連中の背負うものは別物。いつかツケがまわってくる。モラトリアムだなんてもう終わりにしたらいいのに。やけにウエット。

『りかさん』(梨木香歩)。大人びた女のコ、おばあちゃん。静止したかのような時間と街並み、古式ゆかしき、回想と成長。市松人形や姉さん人形、お雛様の絵が浮かびあがる。ステキなモチーフだったのに中盤からちょっとなあ。段落が多すぎて文章が丁寧じゃない感じがする。会話が多いからかな?『アビゲイルの巻』の話は歴史的に有名だし。もいっこの『ミケルの庭』は紀久さんを中心にしたらすごくおもしろかっただろうし、このタイトルじゃないだろ、と思う。ミケルちゃんが死んじゃう〜ってときにはハラハラしてこあかった。なんだか期待しすぎち

『西の魔女が死んだ』(梨木香歩)。自我の芽生える少女時代に理想的な記憶。んなものがあったら今現在苦しむことはないだろなと僻んでしまうほど。麗しいトラウマ。環境は整っている。リアリティに欠けてていいんだ。ファンタジーなんだもの。エログロナンセンスの世界は決して開かれない。もちょっとおっかけよう。