2004-06-15 『ふたり』(赤川次郎)。こんなの文学じゃないやいとナマイキだった中学生の頃、三毛猫ホームズのシリーズだと思うけど、それを読んで以来見向きもしなかった。表紙が大島弓子のイラスト、解説は鶴見俊輔だったので思わず手にした。新潮文庫だし。大林のは見たし。あ、そだった、お姉ちゃんが・・・。いきなり悲しくなる。背筋を伸ばしてまっすぐにスムーズに生きて成長していくセーラー服姿。10代の素直さ果敢さ、順序よく大人になっていく様。ウソくさいっていうかそもそも小説なんだけど、これもファンタジー。薄くて軽い悩み。それほど痛くな book Yonda?